チャレンジ制度と
部署兼務
キャリアデザイン
GLADDには大きく分けて2つのキャリア形成の方法がある。1つはチャレンジ制度で、所属部署の枠を越え、興味のある職種に挑戦するもの。もう1つは部署兼務で、本来担当するポジションと共に、全く異なる別の職種を兼任する方法だ。チャレンジ制度と部署兼務から、何を得られるのか?実際に2つの制度を利用するスタッフから話しを聞いた。
MEMBER
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向井弘樹さん
バイイング&マーチャンダイジング部 マーチャンダイザー、マーケティング部コンテンツグループ プロジェクトマネージャー
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石川千咲さん
バイイング&マーチャンダイジング部 マーチャンダイザーマネージャー、採用推進室マネージャー
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八木あいこさん
テクノロジーソリューションズ&イノベーション部プロダクトチームアシスタントプロデューサー
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吉川美紗さん
マーケティング部コンテンツグループ 画像制作チーム
チャレンジ制度と部署兼務
それぞれのケース
- 石川
- 私はマーチャンダイザー(MD)の仕事と、採用推進チームのマネージャーを兼任しています。いわゆる部署兼務という働き方をとっているのですが、この採用サイトも実は私のプロジェクトの1つなんです(笑)。
- 向井
- そうなんだ!僕も石川さんと同じく、MDとスタジオを兼務しています。通常のMDの業務に加え、市川塩浜BASEのスタジオでフォトグラファーを中心としたスタッフの業務効率化を担当しています。
- 八木
- 私はもともとマーケティング部への入社希望だったんですが、採用当時は募集が無かったんです。なので、スタジオ勤務として入社し、マーケティング部に追加募集が出た時点でチャレンジ制度を利用して転属しました。
- 吉川
- 私もチャレンジ制度を利用した一人です。入社当初はMDのアシスタントとして勤務していました。実は所属部署に関係なく、この会社でやりたいことについてトップの方々と話す機会があって。その時にもともとカメラが趣味で、写真を通して商品の魅力を伝えたいという思いを話したところ、スタジオに異動になったんです。

- 石川
- 八木さんと吉川さんは、やりたいことや目標があって、制度を利用しながら現在のポジションに辿りついたんですね。向井さんはどうしてスタジオを兼務することになったの?
- 向井
- 僕はミーティングで、MD以外にやりたいことはないかと聞かれたのがきっかけ。急に呼ばれたから、首になるのかと思ったよ(笑)。前職でスタジオメンバーのマネジメントをしたことがあったので、その経験からGLADDのスタジオの話しも進んだんだと思う。
- 石川
- 私も他にやってみたいことを聞かれました。興味がある選択肢の中からいくつか絞って、あとはジャッジしてもらったのだけど。採用は今までまったく踏み入ったことがないジャンルだったので、本当に私でいいのか不安だったな。GLADDの採用活動には幅広い職種の知識が必要だし、最初は人材エージェントとの打ち合わせについていくのも精一杯で。
- 八木
- 私もいまだにそういうことがあります。今所属しているのはマーケティング部のプロダクトチームというWEBページの改修や仕様を設計する部署なんですが、開発者とのコミュニケーションには専門用語の理解が必要だし、業務内容には将来性を感じるけれど、WEBページそのものへの知識が追いついていないと感じることがいっぱいあります。
- 石川
- そんな時は、どうしているの?

- 八木
- わからないことは恥ずかしがらずに正直に伝えていますよ。もちろん自分で調べたり、勉強する時間もとるようにしています。チームリーダーともよく相談して、無理のない業務量や案件を見極めてもらっているので、一人で抱えきれずに悩むということはないかな。
- 吉川
- 私も自分で学ぶ機会をつくるようにしています!お話したように、写真が趣味なんですが、ビジネスとして通用するように休日には学校へ通っています。フォトグラファーの場合、機材の使い方一つとっても専門性が高くて、一歩間違ったら事故や損失につながったりするので、いつも緊張感がありますね。先輩方に教えてもらい、わからないところはしっかり質問しながらできることを広げています。
- 向井
- 吉川さんはMDのアシスタントとしてもがんばってくれていたよね。MDチームにいた時とどんなところで違いを感じる?
- 吉川
- まず仕事が発生する方向が違います。今まではMDチームからスタジオにコンテンツの制作オーダーをするというのが業務の1つだったけれど、今はMDチームの依頼に、的確な撮影で返すという作業です。でもMDのアシスタントをしていたからこそ、ブランドをどう見せて撮影するべきかわかる時もある。GLADDの撮影におけるレギュレーションを守りつつも、商品をみせるためのポイントは押さえやすいのかも、と最近気づきました。
- 石川
- MDチームでの経験が役に立っているんだね!向井さんのスタジオ業務はどんなところが大変なんですか?
- 向井
- フォトグラファーの生産性を上げていくのが僕の役割だから、まずは一度、不満や苦労をぶつけてもらう機会をつくりました。そこからリーダークラスのスタッフとすり合わせていって、そして各個人が1日にどれだけ仕事をしたか把握できるよう、数字を入れて管理をしていった。いわゆる評価軸というのかな。フォトグラファーの皆さんも実は業務管理の方法を模索していたから、ニーズには応えられたと思う。
- 吉川
- でもそもそもMDの業務量が半端ないものなのに、スタジオのマネジメントまで担当してどう仕事を回しているんですか?私も両方の部署を見ていて少しは状況がわかっているつもりなんですが、向井さんがいったいどう時間を捻出しているのか、ずっと不思議でした。
- 八木
- たしかに。石川さんも採用の仕事でコンテンツ作りに時間が取られる中、MDの業務も相変わらずされていますよね?自己管理のコツがあるんですか?

2つの業務を乗り越える
自己管理のコツ
- 向井
- 業務量が多くなると、ある程度割り切る覚悟も必要だと思うよ。僕の場合は、規模の大きい案件は今まで通りじっくりやって、小さいものは他のMDに振り分けアカウントを整理しました。兼務しながらもMDの営業的な数字は追っていかないとならないので、大きな案件に集中して雑念を払うというか(笑)。あと、細かな時間の管理は大事だね。スタジオとの兼務だと八丁堀オフィスからBASE(市川塩浜)までの移動時間もあるし、MD業務で客先に赴いたりという細かな移動がある。移動中にできる作業や、考えておくべきことをしっかり把握しておくようになったかな。いずれにせよ、今までと同じやり方は通用しなくなるので、頭の切り替えが大事だと思う。
- 石川
- 同感です。私もグラドア※1を駆使したり、スケジューラーでどんどん締め切りを切って、MD業務の進捗を動かしていきました。それでも時間が足りなくて。次はアシスタントにがっつりと案件をお願いし、空いた時間に採用業務を入れていくことにしたの。もともと部署兼務の話が出た時に言われていたのはMD業務3:採用業務7。でも現実は、新しい業務への挑戦だったのもあって、精神的に10:10の割合だった気がする(笑)。とにかく工夫しなければ前に進めないので、決めた週にMDの商談アポは全て取り切るとか、自分なりのスケジュールノルマみたいなものもつくった。でも、そんな時でもスケジュール管理と与えられた仕事の課題や定義の洗い出しがしっかりしていれば、間違いはしないはず。そう実感できたのがよかったかな。
- 吉川
- 皆さんの話を聞いて、今後の仕事の参考になりました。希望の部署へ異動となったからには少しでも早く知識や技術を身につけて、撮影の幅を広げていきたいと思います!フォトグラファーになったからには、個人の力を高めないとどうにもならないし。今までで一番明確な目標が描けています!
- 八木
- 私ももっと大きな案件を動かしていけるようになりたい。あとは、チャレンジ制度や部署兼務に興味があるけれど一歩を踏み出せない人に、自分の経験やここでお話ししたことを伝えていきたいな。

- 向井
- 二人とも、良い意味で意識改革につながったみたいだね。僕も兼務することで、GLADDのビジネスや会社への理解が深まったよ。
- 石川
- 私も同じ。採用に携わったことで、会社と自分の関係性が変わったと思う。今なら1人ひとりがGLADDをつくっていて、そして一体になって働いているんだって思えます。
- ※1 グラドア=GLADDとブランドのセール管理ツール。現在は主にMDが使用することが多い。詳しい説明は、「部署横断プロジェクトvol.1 MD×エンジニアによるシステム開発」ページを参照。
- ※2 ︎この記事は2017年7月に作成しました