ENTRY

CROSS×TALK
コンテンツとデジタルのシナジー Hiroyuki Oho
×
Junichi Katori
×
Sabrina Watanabe

2023年5月、la belle vie株式会社は日本テレビホールディングス株式会社の傘下に入った。2009年の創業から14年、日本のフラッシュセール市場のリーディングプレーヤーとして成長を続けるla belle vieのデジタルコンテンツの強みと、「テレビを超えろ、ボーダーを超えろ」をテーマに、映像コンテンツをはじめ、物販、イベント、生活、健康関連事業等、〈国民の生活を豊かにする〉コンテンツサービスを幅広く提供する日本テレビホールディングス。
両社がタックを組む協力体制について、新代表取締役社長である於保 浩之氏の経歴と共に話を聞いた。

―― はじめに、於保さんのご経歴について簡単にお聞かせください。

於保 浩之
(以下、於保)
スポーツ番組を作りたくて大学卒業後に日本テレビに入社しました。営業からスタートして32歳の時にスポーツ局に移動になり、野球、ゴルフ、アメフト、サッカー、駅伝など様々なスポーツ中継に7年間携わりました。それがテレビマン人生では1番楽しい時でしたね(笑)。その後は人事をやったり、番組の予算管理をしたり。
社長室経営企画部在籍時にHulu日本事業の買収を担当し、2014年にHuluが日本テレビホールディングスの100%子会社になったタイミングで、運営会社であるHJホールディングスの社長に就任しました。今でも取締役をやっています。そして、今年の5月にla belle vie株式会社の代表取締役社長に就任しました。

―― 日本テレビへの入社を決意された理由について、お聞かせいただけますか?

於保
大学時代にプロのゴルフトーナメントでアルバイトをすることになったのですが、現場で割り当てられた仕事が日テレのゴルフ中継の手伝いだったんです。その時にテレビの仕事って面白いなぁと思って、そのまま日テレでスポーツ中継のアシスタントのアルバイトをし始めました。これが本当に面白くて、どんどんどんどんはまっていって、「ああ、もう絶対に日テレに入ってスポーツ番組を作りたい!」って思い(笑)、日本テレビを志望しました。

―― 経歴でHuluのお話が出ましたが、事業承継の交渉段階から携わったHuluで1番印象に残っていることはありますか?

於保
2017年頃に長期ご契約いただいている会員の皆様の中から抽選で200名を、東京と大阪で開催する「Huluプレミアムパーティー」へご招待した時ですね。倉庫みたいなところを借りて、Huluで配信されているコンテンツの世界観を再現した会場でお客様にパーティーを楽しんでいただくというという企画だったんですが、乾杯が終わったら私の所にダーッと行列ができて「あのコンテンツ面白いですよね!」とか「社長は何が好きなんですか!?」とか。2時間ずっとお客様と話していて。それにすごく感動したんです。
インターネットのサービスってお客様との接点というのがあまり無いじゃないですか?顔が見えにくいというか。なのに、こんなに熱いお客様がその先にいるんだってすごく嬉しくて。それがきっかけでファンイベントやファンミーティングもよくやるようになりました。

-- 同じメディアビジネスでも、テレビとHuluではユーザーとの接点や距離感に違いを体感したんですね。

於保
お客様との触れ合いというのが物凄く印象的だったし、BtoCは、お客様の反応が会社の業績に直接影響するので緊張感もあるけど楽しかったです。テレビでも視聴者の皆様は大事なお客様であるのですが、広告を出稿するスポンサーもいる、いわゆるBtoBtoCなので、ちょっと感覚が違うと思いました。HuluでBtoCのビジネスの楽しさを知ってしまったんです。(笑)
そこから、日本テレビの社長室に戻ってきて、何かもう一度toCの仕事をしたいなと思っていた時に出会ったのがla belle vieで。そして今があります。

-- 日本テレビは「テレビを超えろ、ボーダーを超えろ」というテーマのもと、国民の生活を豊かにするための総合コンテンツ企業への進化を推進していらっしゃいますが、この点において、la belle vieが日本テレビホールディングス傘下に加わる意義についてお伺いできますか?

於保
日本テレビもテレビ通販という物販事業をやっているんですが、結局テレビ媒体をメインとした通販なので、そこにはDXがないんです。SNSやオンラインゲームなど世の中で娯楽の選択肢が増えている中で、テレビに割く時間というのは減ってきているんですよ。物理的にテレビの前に座っている人が減ってきているということは、必然的にテレビ通販の売れ行きも下がってくる。
日本テレビが今から自社で人を雇って自前でEコマースを立ち上げるのは難しいけど、la belle vieは日本テレビが持っていないEコマースのノウハウと仕組みがすでにあります。la belle vieはフラッシュセール事業で国内最大級でも、まだまだ知名度の部分などに課題というか伸び代がある。la belle vieのテック部分のノウハウと、日本テレビの培ったコンテンツ力の強みが一緒になって掛け算すれば飛躍的に成長できる、お互いにとって一番いいパートナーだと思うんです。

-- 仰っているように、強みが全く違う2社であるからこそ同業では実現できないシナジーが生まれると思いますが、どのようなシナジーを目指していらっしゃいますか。

於保
うまく補完し合えるというか、お互い持っている物と強みが違うので凸凹が重なれば完成した力強い形で成長曲線ができる。例えば、信頼性や知名度がある日本テレビグループに入ることで、また違う人脈や取引先なんかもできてくる。両社の新たな取り組みや課題、悩みがあった時に「一緒に解決できないか」というマインドを持つことで大きなシナジーが目指せると思います。テックの部分は本当に日本テレビにはノウハウがないので、どこかのベンダーさんのパッケージを導入するけど使い勝手が悪くて上手くいかないとか、そういう相談も今後はla belle vieのテックチームに相談しようとしているみたい。こういうのがすごくいいよね。
香取
テックチームはそういうの意欲的だから、いいと思います。(笑)
於保
本業が疎かになったら困っちゃうけどね。(笑)

-- ここからは香取さんと渡邉さんにもお伺いしたいのですが、la belle vieは14周年を迎え、改めてミッションである「次世代のショッピング体験をデザインする」とヴィジョンとして掲げている「No.1ブランド在庫ソリューション」にはどのような想いが詰まっているのか教えていただけますか。

香取
初めからあったわけではないんですよ。創業者と一緒に始めた立ち上げ当初の頃は、ミッションやビジョンを掲げなくてもみんな同じ想いでいました。話さなくても通じる部分があったんですが、7年目を迎えて自分達がCOOになる段階で「こうしよう!」という時には、社員数も200人ぐらいに増えていて。入社してくる人の想いが違っているなというのを感じて。ミッション・ビジョンを作ろうとなったのはその頃です。
渡邉
当時グラムール セールスからグラッドに変わるタイミングだったんですけど、私たちが考えていることって当初から変わっていないんだけど、会話しているとあれ?私たちの変化があっても大元は「変わっていない」と思っているものを人によっては「変わっている」という感じでみんなが受ける印象にズレが生じてると実感したんです。
香取
自分達は本当に何もないところから作っていこう!という感じだったんですが、2016年頃はCMをやりだした後だったので、大きな信頼のある会社に入ってきました!みたいな感じの人も増えてきて。改めて自分達はスタートアップだという気持ちを取り戻すというか、新しいものを作っていくんだという想いもあり、自分達がやってきた過去を振り返りました。始めた当時は何が軸だったのかなというのを振り返った時に、最初はブランドの在庫ソリューションを提供するという気持ちはなくて、どちらかというと新しいショッピング体験(オンラインのファミリーセール)を作るって感じだったんです。 当時、ファミリーセールはオンラインではまったくやってないですし、セール品をオンラインで売るってことはもう御法度みたいな時代でしたから。オフラインのファミリーセールしかなかった時代、商品が雑に扱われてしまったり、落ち着いて買い物できないとか、地方の方は来られないという課題がありました。なので、自分達はオフラインのファミリーセールに対して、ソリューションを提供しているという自覚がありました。

ビジョンにあえて“ブランド”と入れているのは、自分達がブランドだったりファッション出身というところもあって、ブランドさんに対して安心してモノを預けてもらって、しっかりブランディングをしてきたブランドさん達の想いを汲んだ上で、撮影のクオリティとかサービスのクオリティなどをしっかり担保して、自分達のお客様に届けていく。これがうちの直近で目指していくところであり、完成させていきたい一つの形としてビジョンに落とし込みました。
渡邉
ミッションとビジョンを同時に作ったんです。需要と供給がなかったらビジネスは成り立たないので、ミッションはユーザーとかショッピングのところで、ビジョンはブランドさんとのBtoBに近い部分で。ただやっぱり、前面にあるのは良いショッピング体験なんです。どんどんと変わっていく世の中で常に先のショッピング体験。ゼロイチでもいいけど必ずしもゼロイチじゃなくても良くて。世の中にある色んな物をもっと良いものにデザインしていくというか、重要なのは新しい表現や体験をその時代に合うようにしっかり変えていくことなんです。
SDGsとか時代にフィットしているからか、みんな「No. 1ブランド在庫ソリューション」のビジョンの方がピンと来きているみたいで、それはすごくいいことなんだけど、ソリューションという仕組みを作っても、その先のお客様に届けてあげないと結果的には成り立たないので、ショッピング体験をデザインするというのは、今後もっと力を入れていかないといけないところですし、常に変わっていくものなので考えていく必要があると思っています。
そう言った意味では、メディアとかテレビと似た考えなのかなと思いました。さっき於保さんがおっしゃったようにメディアも色んなメディアが出てきて消費が変わったように、業界は違えど、テクノロジーが変わればお客さんは違うことを期待しているから、次世代の人がどういう風に情報を取りにいくかってことを考える。そこもうまくシナジーできないかなって思っています。

-- 渡邉さんがおっしゃった、テクノロジーが変わっていく時代に合ったビジネス展開という部分でシナジーに繋がると?

渡邉
それこそ、さっき於保さんが言っていた、テレビはユーザーが直接的に見えないというのも大きいですよね。la belle vieやHuluはデジタルで、店舗に比べると距離はありますけど、それでも接点とかタッチポイントが作れるので、そこでユーザーがどう変わっていっているのかを分析してそれをビジネスに展開できると思うんです。
於保
今の時代、お客様の嗜好とか反応、動きが凄いスピードで変わっていくから、それを本当にちゃんとキャッチアップしないとダメ。新しいニーズを理解し、新しい技術が出たらちゃんと取り入れていくとかね。たとえば今、サイトTOPは静止画だけど、動画で見せた方がいいんじゃないかってなるかもしれないし、逆にそうなれば日本テレビが持っている動画制作能力の面白さは絶対に使えるし。
渡邉
最初の頃に動画を入れたことがあって、その時はお金もかかったけど、14年前と比べると、まさにいま、改めてできることはあります。

-- シナジーも交えてla belle vieの更なる成長に向けて、人材は特に重要かと思いますが、どのような方々に入社して欲しいですか。

於保
僕はチャレンジをしていく人、どんどん変えていく人かな。アプリを見ながら「このボタン、こっちの方が使いやすいのになぜここに?かえましょうよ」「こういう事やってみませんか?」とか、いろんなことに対して疑問を思って提案し、それを実行まで持っていける人にぜひ来てほしい!
渡邉
大きなことをやるにしても、まずは小さな事からですね、それに気づくか、まずはそこからです。
香取
本人としては小さな積み重ねなんだけど、何年後かにみた人からすると、積み重なってるから、ものすごく大きな事をやってるって思うんです。
於保
改善欲とか改革欲だよね。そういうことが好きな人が絶対にあっていると思うし、そういう人にぜひ来て欲しい。それでどんどんサービスを良くして欲しいです。
渡邉
中途で入ってきたメンバーと、ここを変えた方がいいかもねって話すと、前からこうなっていたし、すでにいる人が色々考えたでしょうからそれがベストだと思います、なんて言われることがあるんですけど、これって2年前は良かったかもしれないけど、今は少し変わっているかもしれないし、もしくは2年前に私たちが間違った判断をしたかもしれない。自分たちも考えなきゃいけないけど、新しい人たちの方が新鮮に見られるから、素直にそれを落とし込んでいって欲しいです。
於保
僕もよく採用で言うのは、新しい会社に入ったらその会社の常識を知る前に「あれ?」とか「なんで?」と思ったら、どんどん言って欲しい。そうでないと、多くの人はその組織の常識に慣れてしまいイノベーションが起こらない。いわゆる「朱に交われば赤くなってしまう」ということ。イノベーションは、社歴が浅い人にも起こせるので、入った瞬間に何か変だなと思ったら「なんでこうなんですか?」「何でこうしてないんですか?」とどんどん言って欲しい。じゃないと半年くらいでどんどん染まっていっちゃうから(笑)
香取
採用の時に、入社前に何をやっておいたらいいですか?ってよく聞かれるんですけど、その期間でできることは本当に少ないと思うんですけど、自分はここに入るんだという気持ちを持って、最後にユーザーとして会社の外から見ることで気付けることがあって。それは貴重だなって思っているので、その時間にインプットしてもらいたいなと思ってます。

-- 成長シナジーという所で別の業界が一つになった話をしていましたが、求める人材は合致していましたよね?

於保
それは一緒じゃないかな。今はこういう時代だからやっぱり変わっていかないと世の中の動きについていけなくなるというか、付いていかないといけないよね。やっぱりもうどんどん改善を続けて改革していかないと衰退してしまう。それって各社の皆さんもそうだと思うんだよね。

ダーウィンの進化論にある「世の中で一番生き残れるのは変化できる者である」の通り、やっぱり変化に対応しなければならないということだよね。

-- 最後になりますが、応募を検討されている方に向けて3人からメッセージをお願いできますか?

香取
自分達が何年経っても変わらないのは、スタートアップで新しいものを作っていきたいという気持ちや世の中を良くしていきたいという所です。それをミッション・ビジョンにも掲げているので、こういった部分に共感して自分も新しいものをこのチームで一緒に創っていきたいと思ってくれた方がいるなら、応募してもらいたいですね。面接でなく面談という形でも積極的に話をしているので、まずは連絡して欲しいです。
渡邉
楽しく仕事をして欲しいなって思っています。エンジニアであろうと、MDであろうと、マーケティングであろうと、自分が使いたいサービスをぜひ作って欲しいなって。楽しくないといいものはできないと思いますし、自信を持って人に紹介できるように、納得いくものを作る楽しさだったり、拘りだったりを持てる人と一緒にできるといいなと思っています。
於保
やっぱりまだla belle vieのサービスって歴史が浅いじゃない?だからすごく道なき道を行くというか。テレビって歴史が70年ぐらいあるから、もう何周も回って大体起こることって分かってるし。あー、これってこうなるよねって分かることがあるんだけど、la belle vieはまだ14年。どういう風にこのビジネスが広がっていくのかが未知数といった意味では、Huluなんかも本当にそうだったけど、道なき道を行く部分があると思うんだよね。そういうワクワク感を楽しめるんじゃないかな。道なき道を行って我々が歴史を作るんだ!くらいの思いで来てくれて一緒に歩んでいけたらいいなってすごく思うな。
渡邉
まさにベンチャーです。
於保
本当にそう、ベンチャー。まさにそれこそが楽しめる所だと思うよ。

Copyright la belle vie Inc. ALL RIGHTS RESERVEDCopyright la belle vie Inc. ALL RIGHTS RESERVED

JOB OPENING TYPE 現在募集中の職種

CLOSE